戦国の乱世へ

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おかしい、俺はさっきまで図書館にいたはず…… しかし目の前に広がる風景はまさに戦場 兜を被り鎧を身に纏った兵士達が汗、血を流し戦っていた 「ここは、いったい……」 自分に問い掛けようが分かる訳もない、でも言わないとおかしくなりそうだった 「貴様!!」 不意に後ろから声が掛けられた 「貴様、見慣れない格好をしている、何奴だ!!」 後ろを振り向くと馬に跨がり刀を構えた一人の女がいた 「あの、貴方は」 「黙れ!!死に逝く者に教える名など無い!!」 そう言い馬から降り刀を投げた 「えっと…」 「取れ、その刀を。貴様も男なら丸腰で死ぬのは些か恥であろう。」 俺は刀を拾いあげると見様見真似で構えた 「ふん、良い構えだ。行くぞ!!」 女がこちらに向かって走り刀を振り上げた
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