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「俺、三成の」
そう言い掛けると門番が物凄い形相で睨んできた
「貴様、三成様を呼び捨てとはなんたる無礼!!」
門番は槍を構えこちらに牽制してきた
「俊也~どうした?」
中から門が少し開けられ三成が顔を出した
「三成様!!」
「ああ、そっちは客人だ。だから入れて大丈夫」
「なんと!?そうとは知らず失礼致しました」
いきなり門番に頭を下げられ俺は呆気にとられた
「気にしてないから」
俺はそれだけ言うとそそくさと中に入った
「俊也、主君秀吉様は中庭にいる、私は馬を置いて来るから先に行っててくれ。中庭はあそこを左だ」
三成は馬の手綱を引き逆方向に行った
「あっちか……」
言われた通りに進むと中庭に着いた
此所が中庭か…広いな
中庭を少し進んだいると何かにつまずきその場に転んだ
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