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あの美男子がちづる!?
女の子だと思ってた……。
あれっ？男のちづるとあんな事出来てるって事はひょっとして………
あぁ、終わった。あいつが彼氏？俺じゃ絶対無理じゃん。
泣きそうになった俺は俯いた。だけどすぐに顔を上げた。痛い程の視線を感じたから。
周りを見渡すとさっきのイケメンと目があった。
そいつはニヤリと笑い俺から目を逸らした。
でも俺は目を逸らす事が出来なかった。
だって君とハグしたから。それにいつもなら嫌がるのに…それなのに君はアイツのシャツに顔をうずめた。
その瞬間、俺の中で何かがはじけた。
彼氏いるのに何やってんの？とかそんな事一切頭に浮かばなかった。
ただただ、何かが、俺の中の何かがはじけた。
気づくと俺は君の手を引き、走っていた。
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