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「どうなってる!?俺が牛と融合させられている間に何が起こった?」
ダンクハットは、牛と融合している間の世界の動きを全く知らない。
だが、国王を助けに行かなくてはならないほどの大変な事態が起こっている。ということだけは感じた。
カレンはダンクハットに、国王が窮地に追いやられた経緯を説明した。
「そんな事が起こっていたなんて……」
状況を把握したダンクハットは事の重大さを理解した。
「そういう状況ですので、私達はフォッカス城へ急いでいるんです。正確な道案内を頼みます」
「ああ、わかった……ん?」
ダンクハットは何かに気付いた。
「あんたのその剣、それはジェフリーの剣じゃないのか?」
ダンクハットはカレンの剣を指差して聞いてきた。
「あなたは父を知っているのですか?」
驚きの表情を見せ、聞き返すカレン。
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