椎名林檎

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彼女の作品達について、其の2 ここでは 椎名林檎、東京事変の曲を幾つか取り上げ ワタクシが 独断と偏見に満ち満ちた分析? …いえ、そんな大層なものでは御座いませんでした ただの感想、エピソード等を書いていきます。 【群青日和】 言わずとしれた東京事変のデビュー曲。 あらゆるテクニックが詰め込まれた、まさにプリズムのような曲。 なんとなく好きだった椎名林檎に本格的にハマったのはこの曲から。 この曲のPVで彼女は 眩い輝きを放つ銀色のギターを弾いている。 デューセンバーグ スタープレイヤーTVの スパークリングシルバー。 明らかにビジュアル勝負の勢いのかわいい女性が 全身黒でギターをカッコ良く弾いている。 最後のスクラッチなんてしびれる。 あまりに林檎様に憧れた私 バンドでギターボーカルをやるにあたり どうしても欲しくて 同じものを買ってしまった… バンドでこの曲をコピーしているが、 同じギターで弾いて歌うのは 最高に気持ち良い、のです。 【落日】 ピアノの旋律が美しすぎる曲。 彼女の大切な飼い猫が死んでしまったときの曲のようです。 猫を慈しみ共に歩んできた日々、 それが 日の沈むように終わり 全てがもなかったように進んでいく 大切な者を失うことをそうやって自分に言い聞かせる 「しらけきった夕日」 「ごく当たり前に」 「偶然キミに出会って」 こうした乾いた言葉達に寂寥感溢れます。 私が夫と 家庭裁判所で別れたその日の帰り道 夕日が綺麗すぎて目に刺さるくらいで すごい大きな訣別にも関わらずそれはまるでただ日没のように何も変わらず この曲がずっと頭に流れていました。 さあもう、笑うよ。
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