~二人のであい~

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「早くおきなさい!」っと母の声で目が覚める。 朝食を食べすぐさま学校 たいして夢もない普通の学生。 今日もバスに乗り、いつもと同じ景色を見ていつもと同じ1日が始まるんだな~と、いつもはこんなことすら考えずにバスを待っているのに、今日はフッとそう思った。 そしてここでバスを待ってるのが・・ わたし 「琴原 マユ」 今年冬12才をむかえる。  その時彼は・・・  「頭いてぇ~」 毎晩仕事が終われば夜遊びばかり。 仕事にはたいして力も入らず、遊ぶことだけに力をそそいできた。 俺はなんの不自由もないボンボン。 いつも俺には執事がついている。 これが当たり前だと思っていた。 でも今日父親から意外な言葉を告げられた。 父の言葉に理解が出来ないまま部屋へ戻り・・ 「今日から執事がいない?どうやって会社へ?」  するとテーブルにバスの1ヶ月分の定期券。 父が言った事が事実だとしりイライラが込み上げてきた。  そしてここでバスを待ってるのが・・ 俺  「本城 マサキ」 今年冬25才をむかえる。 そして二人は同じバスへと乗ることになる。
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