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あの時トオルと大学の話をして、顔色が変わったと言っていたのも。
でもそれでトオルと話した事で、俺が高校生だと思ってることにマユはきずいたはず。
だからあの時泣いていたのか・・・。
だから俺の前からいなくなったのか・・・。
19歳だと思っていたのに13才と知って戸惑ってしまったが、あの時のマユの気持ち、あの時の涙のわけを考えると。
もしもあの涙が最後の夜だと思って流した涙なら、俺は何度でもマユを抱きしめてやりたい。
でもこんな俺にマユを守ってやれるだろうか・・・。
翌日トオルに全てを話した。
「事実を知っても気持ちが変わっていないなら俺は反対はしない。 でも相手は13才、見た目は大人に見えても、知っている人が見れば、何を言われるかわからない。 それでもマサキは逃げないでいられるのか?」
自信がないわけではないが、トオルに言われると不安になってしまう。
「でも、マサキのメール見てくんないんだろ?それじゃ会って話しもできないじゃんか。」
そう。マユに会うためにまずそれを考えなければいけない。
そして一つの案が浮かんだ。
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