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そして当日~
「マユちゃん、私がこんなこと聞くのも変かもしれないけど、もうマサキの事キライになっちゃったの?あの時は二人お似合いだと思ったんだけどなぁ~。」
「・・・ 今でも好きです。でも・・・」
「そっか」
それから少したち由紀は、トイレへと席を立った。
マユの気持ちがマサキになければ、もう諦めようと思っていたマサキは、由紀にマユの気持ちを聞き出して欲しいとお願いをしていた。
そしてマユの気持ちを知り・・・。
「不安を取り除いてあげな」
由紀はそう言って、俺の背中を押し俺はマユの所へ歩き出した。
なのになぜだか、悩んで決心してここへ来たのに、マユの所へ行ったらもう引き返せないのかもしれない、そう思うと足が止まりそうになっていた。
でももうすでに俺の視界にはマユがいた。
色んな気持ちが交差する中、引き返すことなくマユの席へと座った。
俺を見た途端、俺から目を背けたマユに・・・。
「ごめんな・・・。どうしてもマユに会いたくて。ちゃんと話しがしたいって思って・・・」
何も言わないマユ。
俺はマユが今中学生だってことも、それでも今俺はマユが好きだって事も話したが・・・。
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