~重なり合う想い~

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「私これから仕事なので行きます。会えてよかったです。」 それだけ言ってマユは行ってしまった。 まだ話したいことはたくさんあったけど、少しだけど自分の気持ちをマユに言えた事で 、キモチがすっきりした。  本当はこのあと仕事なんてないマユは、またマサキの前で泣いてしまいそうな気がして、逃げるように帰って行った。 マサキさんの顔を見られただけで嬉しいのに、あんな言葉を聞いたらどうしていいかわからなくなってしまう。 それに、あの言葉が今でも信じられない。 私の知ってるマサキさんはいつも笑顔で、どんな時も笑っていたのに、今日はずっと真顔だった。 「無理をしていたのかな・・・」 家に帰ったマユは、マサキが別れぎわに言った言葉を思い出していた。  「俺のメール最後まで見てくれないか・・・」 それからマユは何日も迷い続けた。 そしてマユは、このメールを見たら心も体も引き返す事が出来ないような気がしていた。 でもマサキさんのメールを見たいと思う気持ちに私は、負け・・・  そしてマサキさんの言葉を信じ見ることにした。
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