12人が本棚に入れています
本棚に追加
「私これから仕事なので行きます。会えてよかったです。」
それだけ言ってマユは行ってしまった。
まだ話したいことはたくさんあったけど、少しだけど自分の気持ちをマユに言えた事で 、キモチがすっきりした。
本当はこのあと仕事なんてないマユは、またマサキの前で泣いてしまいそうな気がして、逃げるように帰って行った。
マサキさんの顔を見られただけで嬉しいのに、あんな言葉を聞いたらどうしていいかわからなくなってしまう。
それに、あの言葉が今でも信じられない。
私の知ってるマサキさんはいつも笑顔で、どんな時も笑っていたのに、今日はずっと真顔だった。
「無理をしていたのかな・・・」
家に帰ったマユは、マサキが別れぎわに言った言葉を思い出していた。
「俺のメール最後まで見てくれないか・・・」
それからマユは何日も迷い続けた。
そしてマユは、このメールを見たら心も体も引き返す事が出来ないような気がしていた。
でもマサキさんのメールを見たいと思う気持ちに私は、負け・・・
そしてマサキさんの言葉を信じ見ることにした。
最初のコメントを投稿しよう!