忘却

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悩みに悩み過ぎて 悩みの元を忘れてしまう 確かに僕は 君について悩んでいたはず なのに、 我に帰る頃に 君の存在が消えているんだ まるで、 初めから君が居なかったかのように まるで、 夢から覚めたばかりの脳みそのように 悩んでいたのは事実だったんだ けれど、 君の存在は幻だった。 2つの答えを用意した瞬間から どちらか一方の答えは 跡形も無く 消えてしまうような気がするんだ 君について悩んで 君について悩み過ぎて 君の存在を忘れてしまった。 そんな 儚き存在の一瞬に、 僕の心は救われる。
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