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駅を通り越して思わずくせで自分の家に向かう。 角を曲がって熊井先生の姿がみえなくなったところで愛衣先生は立ち止まった。ちょうど俺が脳内で熊井を31回目にノックアウトした時だった。 「酒井先生、ありがとうございました」 酒井先生と呼ばれて夢から覚めた気がして俺は思わず赤面した。 「あ、いや。」 愛衣先生はちょっとためらってから 「相談したいことがあるんですがいつかお時間もらえますか?」 といった。
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