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担当の先生だからと言ってそんなに頑張って守ってくれなくてもいいのに。 俺は河合がますますわからなくなった。 正義感が強いのかもしれない。 亜麻色の髪が揺れた時にシャンプーの香りがしたからか俺は少し動揺していた。 「河合、授業後面談な。後小倉、お前は来週面談だ。」 俺はそういう。生徒たちはブーイングをしたりなんだりとがやがやしている。 「はい、はじめるよ。テキストの23ページ。復習がてら解いてみようか。じゃあ奇数番号だけ、五分でとくことにしようか。」
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