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「はいはーいみなさんお静かに~」
まるで小学校の先生のように優しい雰囲気を出しながら、まったりと事を進める。
だが、なぜだろう。素直にそう思えない。
……まぁ、いいか。
「先ほども言いましたが、この時間はクラスから委員を選出しないといけません」
先生がそう言うと、お決まりのようにクラスのみんなから軽いブーイングが起こる。
いやいや、さっきの時間に説明があったでしょうが。その時もブーイングしてただろ。
「さらに、なんとこの学校は心優しいことに全員が何かしらの委員会にならなければなりません。逃げ道はありませんよ~」
そう言う先生に再びブーイングが。
お前ら前の時間に説明があ(ry
「と、いうわけで早速決めていきましょう。まずは学級委員から決めていきたいと思いまーす。学級委員が決まり次第、この時間は全部その学級委員に任せちゃいます!」
「じゃぁ私やっちゃおうかな!」
早っ! そして軽いっ!
「えーっと…他にいないようなので、花崎木葉さんで決定しまーす。じゃぁあとは任せましたよ~」
先生はそう言いながら、何か資料のようなものを取り出し、目を通し始める。
って本当に放棄する気かあんた。
そして何も触れなかったが花崎木葉。お前もノリノリで教壇に立つなっ! なんかよくない予感がするからさぁ!
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