始まりはシャイニングウィザードから!

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「……ホントに…そう思った…?」 「あ、あぁ…。嘘は嫌いだ」 「そ、そっか…」 「…………」 …………ちょっと待て。どうしてこうなった。 ってか何てエロゲだよ、この流れ。おかしいだろ常考。 「…………忘れよっ。さっきのは全部無し! 私の……アレがが可愛いとかいう話も無し無しっ!」 委員長はブンブン顔を横に振って、立ち上がる。 うん、そうしよう。それがいい。いやマジで。 「さぁ! 帰ろーっ! 今すぐ帰ろーっ!」 「って委員長、部活は?」 「そんなもん知るかぁぁあ! 今の私は帰りたい気分なんじゃぁぁああ!」 「お、おぉぅ…っ?」 よくわからんがそういうことなら放っておこう。 俺は自分の席に戻ってカバンを取った。 「何をしている幸人殿ぉっ! 一緒に帰るよっ!」 「えぇっ? 俺も!?」 「当たり前だよっ! 私の下着を見た責任は取ってもらうからね!」 「結局自分から黒歴史に突っ込んでんじゃねぇかっ!」 「あ…………。あぅ………」 俺が自ら突っ込んだ墓穴を掘り返すと、委員長は見事に自爆した。 いや、自爆するくらいならそんな墓穴掘らなきゃいいのに……。 そう思いながら俺は委員長の隣に並んだ。
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