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----------3年前---・・・
女「先輩! 私、先輩の為にクッキー焼いたんですよっ! 良かったら食べて下さいっ」
今日でクッキーは何個目だろ...
もう流石に鞄にはおさまりきらない。
未「あ、ありがとう。」
「ありがとだってー!!」「作って良かったね!」何て5人で騒ぎながら戻って行った後輩達。
佳「今日もモテるねー; でも良いよなー。クッキーとか貰えるなんて」
そう良いながら友達の佳子が羨ましそうにクッキーを見る
未「別にモテてるつもりはない。 大体、女の子に告白されても困る。」
いつからだろう。 自分でも良く分からないのだが、いつの間にか 私=クールというイメージが定着していた
自分は声も低いし、可愛い女の子みたいなホワーンとした雰囲気も醸し出せないし、目つき悪いし。 クールだと思わせるなら見た目だけで十分だ
翔「よぉ、イケコン1位!! 今日も格好いいな!」
また翔大...コイツは何回それを言えば気が済むんだよ
未「お前も1位だった」
うちの学校では、毎年文化祭の後に校内での美男美女コンテストという訳の分からないものを生徒の投票数で決めている
そして今年の美男コンテストは私と翔大の投票数が同率でぶっちぎり1位...
美男コンテストなのに女が1位って...
図々しく美女コンテストで1位が良かったなんては決して言わないけど、美男ってなんだよ
翔「俺はイケメンだし? 1位は当たり前だろ! まぁ良いじゃんっ! 毎日お菓子貰って快適だろ! 買わなくて良いんだからさっ!」
確かにそれはある。
てゆか自分でイケメンって言うなよ
未「でも私は、格好いいより可愛いほうが良い。」
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