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翔「何でよ」
未「何でよって 女だから。 格好いいより、可愛い方が強い」
翔「は;? 強い?」
コイツに話しても無駄だった...
未「いや、何でもない。」
そう言って翔大の横を通り過ぎた後直ぐに佳子が走ってやってきた
佳「未来帰ろー!」
未「うん。」
-----------・・・
学校を出ていつもと変わらない帰り道を通る。
佳「あ、そう言えばさ! 今日のテス...」
?「きゃあああっ!! 私の鞄!!! そいつ捕まえて!!!」
佳「なに;!?」
佳子の話しを遮って後ろの方で叫び声が聞こえた
少し驚きながら後ろを振り向くと、いかにも怪しい男が鞄を持って逃げていた
周りの人達はみんな見てみぬフリで、何事もなかったように通り過ぎる
佳「うわっ;!! こっち来たよ;!? 早く逃げよっ;!!」
流石に引ったくりはほっておけないよな
走って横を通り過ぎようとした男に脚をかける
佳「っちょ;!! ヤバイって;!!」
目の前でかなりの勢いで転ぶ男。
男「いっ; てめー、ふざけん」
未「鞄返せ。」
途中で話を遮られた男は多分更にムカついたのだろう
凄い目つきで睨むが、一瞬ハッとした表情になってまた逃げようとした
未「いやいや、鞄」
素早く男の手首を捻ってつかまえる
男「いってぇ;!! はなせクソチビ 男のくせに女みたいな顔しやがって」
クソ.....チビ...
それに女みたいな顔って私、女だし
ジャージじゃなくて制服に着替えれば良かった
カチーンときましたね今の発言。
未「はなしてほしいなら鞄をこっちによこして下さい。」
鞄よこせば早く済むのに...
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