初恋

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「風見君……」 「俺が爽やかから出来ているって?」 「あ、あの褒め言葉……です」 「俺、そんな爽やかじゃねぇよ?」 「いえ!爽やかです」 私が強くそう言うと、風見君は鼻を擦りながら、紙に文字を書いた。 「それなら林原の方が、爽やかじゃん」 「いえ、私はただの林ですから」 「林原……泉だろ?林原も肝試し来いよな?あぁ、後そうやってクラスのやつにも思ってる事言ったほうがいいよ」 そう言って、私にボードを見せた後、ニコッと笑って立ち去っていった。
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