銀色の空

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『nLWWひaヒJkpぶ0wじ』 「珈琲代なら気にしないでいいよ」 『MT多K不M思へAヤDknほGPTMXDA_?』 「いいってさ、じゃ僕はそろそろいくね」 あー、気が滅入るわ。 こんなゲテモノと会話するバイトなんて訊いてなかったわよ。 今頃、みゅうはライヴだろうし……はぁ…なんでまた私にだけこんな仕事 回ってくるのかな。 ま、報酬はいいけどさ。 精神的に、ねぇ。 肉塊と一緒にお茶するって、なんて仕事だ。 全てみゅう のせいだ、 あーあ疲れた。 これからスパワールドにでも行って汗を流してから、レコード店で リンキンパークの新アルバムでも買いに行こうかしらね。 それにしても眠いな。 みゅうの方が終わるまで 残り約三十分。 ----早くしろ。 今度の仕事は少女だそうだ。 なんでも、存在しない少女だそうだ。 存在しない者を狩れと言うものも不思議な事だが、決して言葉遊び的な意味ではない。 学校の屋上に現れるんだとよ。 学校って言われても いくらあるんだと思ってんだよ。 しらみ潰しに回れとでも?嫌だ嫌だ、めんどくさい。 でも、仕事だしな。 仕方ない仕方ない。 背に腹は代えられないように金に命は代えれない(違ったか?)。 では、しらみ潰しに 探し回りますか。 街は冷たく、街灯の明かりが優しく道行く人々を照らす。 寒いな……もう、冬か。
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