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「明日、また
「そうだね
「ちゃんと来てくれる?
「うん、約束する
「やった
「ふふっ………
2つの肉体に1つの魂。
切り離された選ばれし肉片は無限の果てに……
追憶溜まりの廃屋、
嗚咽混じりの悲鳴。
金切る不快音が、耳の中を響き渡る。
嫌だ
止めて
死にたい
殺して
殺して
殺して
殺して
「うぼぉえッ……はあ…はあ……」
酸っぱい液がぐちゃぐちゃと飛び散り、ただでさえ穢れた床に降り注ぐ。
ここはエデン
快楽と絶望のエデン。
腐り気味のグラタンを
再びチルドして
なんとか食せるところまでにし、水道水に氷をいれた代物ととも食する。
「殺し屋がもし恋をしたら、どうなのかな?」
「それをなんだって言うんだっけな~うーん、忘れたな、~~症候群なんだよな」
「そう」
「なんだよ、気味悪いな」「え、ああそうね、ちょっと疲れたみたい。昨日の映画のせいかもね」
「ふーん」
ピンポーン
僕は素早く、玄関に向かい覗き穴を覗くと……………あの少女が、いた。
映画館で孤独そうに
ママの帰りを待っていた少女が。
何故
何故
何故。
まぁ、まぁ、落ち着け僕。
・ここは開けるべきだ
・いや、ヤバい事が起きそうだやめておこう
どっちだ、僕は
どうすれば……
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