ノビスケ

4/5
前へ
/39ページ
次へ
八「ついでに聞くけど、未来の俺はどんな感じなんだ?その、良い男になってるのか?」 森「良い男かはわかんないけど…まあ良い父さんだよ」 八「ほほぅ」 森「仕事は順調みたいだけど、余計なマシーンばっか買ってきて家族に煙たがられてるけどね」 八「なに…?」 森「まあこの部屋見ても余計なものばっかりだし、父さんがそう育つのもわかるよ」 八「よ、余計なものとはなんだ!余計なものとは!」 森「ふふっ、すぐムキになるクセも昔からあるんだね」 八「うっ」 森「あ、やばいもうこんな時間じゃん!ママがご飯作って待ってる!」 八「え?か、帰るのか?」 森「だって怒られるのやだもん!ママ、食に厳しいから夕飯に遅れるとすっげー怒るんだよ!」 八「あ、ちょ、ちょっとそこは!」 森「この部屋のクローゼットがタイムトンネルなんだ!だーいじょうぶ、隠してあるエロ本は見ないから!」 八「(ドキン!)そそそそういうことじゃねーよ!」 森「じゃーね!またいつか来るよ!」 八「あ!ちょ、お前のママって……!」 ピカーーーン!!!! クローゼットはまばゆい光を放し、息子をどこかへ隠してしまった。 しかし、あいつの言うママって一体誰だったんだろう……
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

384人が本棚に入れています
本棚に追加