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・・・は?
ここ何処だ・・・。
それに何で真っ暗なんだよ?
シーン・・・・・・・。
何かこぇーし。
『おぉーーぃ!誰かー!!』
とりあえず叫んでみた。
こーゆう時はひたすら叫ぶのだ!
良くホラー映画とかだと、明らかに怪しい場所とかに近付いて、死亡フラグが立つだろうが俺はそんなヘマなどしない!
暗くて、静かで、スゲー怖いもん。
?『ねぇ・・・。』
へ?
後ろから何か聞こえ・・・
?『ねぇ・・・。』
『!?』
おかしいなぁー。声が聞こえるんだがとっても振り返りたくない。(冷や汗)
?『私と遊ぼ・・・。』
よーし!このままダッシュで走ってみよう!後ろなんて振り向かないで走り出そう。
走れ俺!
ダッ!!!
そう思った瞬間、地面を蹴った。
『は・・・?』
俺は確かに地面を蹴ったさ。
何故だろう。
何故俺は逆さになっているのだろう。
いや・・・倒れてるのか。
こんな状況下で、意外と冷静な自分が居た。
?『ねぇ・・・。』
あー、はいはい、忘れてましたよ。あなたの事を。
?『私と遊ぼ・・・?』
何故!こんな暗闇の中で、得体の知れない奴と・・・・。
『え?・・私・・・?』
うん!この時の俺は馬鹿だったよ。
だって思わず声の方向を見ちゃったんだもん。
そこには、ふわふわとした柔らかそうな長い銀髪の真っ黒なドレスを着た少女?が俺を見下ろしながら立っていた。
少女『お兄ちゃん・・・私と遊ぼ?』
小首を傾げて聞いてくる少女。
可愛いーじゃねぇか!ちくしょう。
あ!だからと言って俺がロリコンな訳では無いので、そこは悪しからず。
俺は美少女が好きなだけだ!と心の中でガッツポーズ。
・・・ってか何だよ。このシチュエーション。
・・・そうか!これは俺が作り出した妄想なんだ!きっとそうだ!
そうと解れば・・・。
急に少女の方を向く俺!
少女『?』
小首を傾げる少女。
『・・・水玉か。』
俺はニヤリと笑った。
少女『////!?/////』
少女は急いでスカートを押さえた。
お!可愛いー反応!
少女『・・こ・す。』
プルプルと震えながら少女は何かを呟いた。
『は?』
少女『・・ころ・す。』
チャキッ!
そう言うと少女は何処からか、死神が持つような鎌を取り出した。
あれ?俺死亡フラグ??
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