落下

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男は、全身に受ける風を感じ、眠りから覚めた。 どうやら彼は落下しているようだった、なんてこともない、真っ白な空間に男が独り上から下へと落下していた。 彼は、この状況に別段驚いているようでもなかったが、当たり前のようにも思っていなかった。 ただ落ち続けている。 それだけだった。
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