始まり

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そんなある日の放課後。 玲を探していたあたしは、玲のクラスに行った。 そこには自分の席でぐっすり眠っている、航平がいたのだ。 あたしは、静かに航平の近くの玲の席に座り、航平を眺めていた。 耳には、航平の寝息と時計の音しか入ってこなかった。 このまま時間が止まればいいのに…… しかし、そんな静寂を遮るように、勢いよく教室のドアが開いた。
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