始まり

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あたしは、慌てて優斗に遠足でのことを説明した。 そして航平に向かって、 「あの時は、ホントにありがとうございました」 と、笑顔で挨拶をした。 それでも航平は、 「俺、そんな事したっけ?」 と、イマイチ覚えていない様子。 すると優斗が、 「そうだ、笹木。 原沢が探してたぞ。 早く行った方が良くない?」 と言ってきたので、ひとまずこの場から退散することになった。 「ホントにありがとう」 もう一度言うと、航平は笑顔で手を振ってきた。
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