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「おっと……!!」
狭い路地を器用に使いながらトオマは
海岸の攻撃を躱す。
「おっかないお巡りさんだな。
いきなり'拳銃'ぶっ放すと思ったら今度はいきなり蹴りかかって来るなんてよ」
海岸の蹴りの乱舞を一つ一つギリギリのラインに合わせる。
「人殺しに躊躇するほど日本の警察は甘くねぇよ」
真っ直ぐ突き出された蹴りがトオマに当たらず壁に当たる。
「へっ?」
間抜けな声を上げたのはトオマである。
目線の先は自分に当たるはずだった蹴り。
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