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すると電話の相手は受話器をとった。
「ああ。俺だよ目標を捕獲した。これから運ぶ。今日中には届けるよ」
隣でトオマは静かに眠っている。
それを確認した人影は狐面の元へと歩いて来た。
その姿は背がまだ小さい女の子である。
髪は青く長いツインテール。
瞳も同じ色をしている。
両腕には彼女が扱う特殊な武器ぐあり
彼女のラフで女の子っぽい格好にはギャップを感じざる終えない。
「銀(ギン)……。終わった……」
「ああ。お疲れ様。凛(リン)」
狐面は携帯を片手に頭を撫でる。
すると少女は顔を赤らめて微笑む。
両腕の凶器がなければ普通の女の子に見えるだろう。
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