九月六日

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すると電話の相手は受話器をとった。 「ああ。俺だよ目標を捕獲した。これから運ぶ。今日中には届けるよ」 隣でトオマは静かに眠っている。 それを確認した人影は狐面の元へと歩いて来た。 その姿は背がまだ小さい女の子である。 髪は青く長いツインテール。 瞳も同じ色をしている。 両腕には彼女が扱う特殊な武器ぐあり 彼女のラフで女の子っぽい格好にはギャップを感じざる終えない。 「銀(ギン)……。終わった……」 「ああ。お疲れ様。凛(リン)」 狐面は携帯を片手に頭を撫でる。 すると少女は顔を赤らめて微笑む。 両腕の凶器がなければ普通の女の子に見えるだろう。 image=452174264.jpg
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