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ゆっくりと先輩は目隠しをとってくれた。
日の光は眩しく、しばらく先輩の顔が見えなかった。
「先輩……。なんとか僕を助けてください」
沙柚が昼ごはんに夢中になる中、僕は先輩の耳もとに精一杯近づき助けを求める。
「え~。でも沙柚ちゃんに恨まれたくないし~」
「そこをなんとか」
本来なら土下座をする所なのだが腕を椅子にガッチリと手錠でホールドさせられていて土下座するとなんの罪もない椅子も一緒に謝らせてしまうことになる。
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