9月6日

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「ねぇ~沙柚ちゃん!!」 元気いっぱいに沙柚に話かける先輩。 「ふぁい?」 エビフライを頬張っている沙柚は気の抜けた声で返答する。 「ジュッチーなんだけどさぁ~。これから環部の仕事があるんだよねぇ~」 「え!?そうだったんですか!!」 しまった。という顔だった。 昔。沙柚は先輩に命を助けられたのだ。 まぁ、そこまで追い込んだのは僕な訳だが…。 それはまた別の話。 つまり沙柚は先輩にだけは頭が上がらないのだ。 「でしたらこれを」 沙柚は上着の内側ポケットから鍵を取り出した。 「あれ?その腰の鍵は?」
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