9月6日

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5秒いや10秒かもしれない。 「ぷはっ!!」 「…………………」 先輩の顔が赤い。 「どう?私の初チューは?」 「なななななななななな!?なにやってんだあんた!!?」 言語機能が追いついていない。 僕は後ろに後ずさりする。 「ん~可愛い後輩にサービスだけど?」 それを追いかけるように四つん這いで近づき僕の首に手を回す。 顔は近い。非常にツライ。 「可愛いな~。はむっ」 今度は耳たぶを甘噛みされた。 「ジュッチーは沙柚ちゃんの前ではクールぶってるけど……。本当はすごくピュアなんだよね~」 ニヤニヤしながら八重歯を見せる。 「クールぶってるんじゃなくて、耐性がないだけです。沙柚なんて小学生からですよ?」
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