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5秒いや10秒かもしれない。
「ぷはっ!!」
「…………………」
先輩の顔が赤い。
「どう?私の初チューは?」
「なななななななななな!?なにやってんだあんた!!?」
言語機能が追いついていない。
僕は後ろに後ずさりする。
「ん~可愛い後輩にサービスだけど?」
それを追いかけるように四つん這いで近づき僕の首に手を回す。
顔は近い。非常にツライ。
「可愛いな~。はむっ」
今度は耳たぶを甘噛みされた。
「ジュッチーは沙柚ちゃんの前ではクールぶってるけど……。本当はすごくピュアなんだよね~」
ニヤニヤしながら八重歯を見せる。
「クールぶってるんじゃなくて、耐性がないだけです。沙柚なんて小学生からですよ?」
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