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部室・環部
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なんとか授業を抜け出し、僕はトオマと共に部室まで来た。
「で?なにしてんだオマエ」
トオマは僕の手錠をあっさり斬り落とす。
「こっちのセリフだぞ殺し屋。なんで裏に潜む君みたいな'歪んだ'奴がいるんだ」
「いろいろあったんだよ。後歪んでんじゃねぇ。'曲がってんだ'」
どっちでもいい……。
「君が死んでないのを見るってことは海岸すんには見つかってないんだな……」
その質問にトオマすごく嫌気がさしたような顔をした。
「ああ……。うん。まぁな」
「会ったのか!?」
トオマのわかりやすいリアクションに思わず大声を出してしまった。
「君ってもしかして相当な奴なんだな……」
目の前にいる相手をじっくりと見直す。
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