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「正直僕だって働きたくないですよ。まだ死にたくないしね……」
「おや？お前は死にたがりだと思っていたがふむ…。気のせいかな？」
当たらずとも遠からずである。
「トオマ君から君らしき人物とかかわっているのはわかっていたんだよ。故に少々荒いがこういう手段をとらせてもらったんだ……。君だって都合がよかっただろ？」
「おかげさまで、エレベーターから脱出できたと思ったら今度は部屋から出れなくなった感じです」
この人が関わるとはそういうことだ。
与えるものは与え。奪うものは奪う。
ただ「働け」と。
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