テ首CUT

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「ごめんね。すぐ終わらせるから」 先輩はまたパソコンの画面を眺めながら カタカタと……いや、 ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ!!!!!!!!! さすがに壊れるのではないかという速さでキーボードを叩く。 先輩の目線はパソコンに釘付けである。 パソコン画面では沢山の文字が下から上にスクロールしている。その速さも尋常ではない。 そして3分ほど打ち込むとピタリと動きが止まった。 「フウ。まあ今日はこんなもんね。 キーボード一台じゃ500件ハッキングするのが限界だわ」 そう。頼りにしているのはこのハッキングによる情報網。 そこらの人間が10人でかかってもこの先輩には勝てないだろう。 「なんかわかりました?」 「ううん。まったく」 回転イスを使ってぐるぐると回転する。 見た目はこんなにも可愛らしいのに、人間というのは着く付くすごいもんだ。 「そろそろ連続的になるんじゃないですか?」 「いやもう連続殺人なんだけど?」 先輩が唇を尖らせながら言う。 どうやら何も手がかりがないのが嫌なようだ。
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