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啓さんは的まで歩いて僕が投げた分のナイフも抜き取ってくれた。
「瀬名(セナ)が帰ってきた。ご飯にしよう」
「はい」
瀬名とは僕の義妹で僕の一つ下の高校一年生である。
可愛い義妹ではあるのだが、
僕の家族愛に対して恋愛感情を持ち出すような通称ツンデレちゃんである。
まあ血は繋がっていないが、そこが僕の義妹と言うべきか、それでこそ僕の義妹というべきか……。
全くもって
歪んでる。
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