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推理小説について語ろう。
推理小説とは難解な殺人事件を
偶然にも、不幸にも、幸いにも、
出会ってしまったIQがチートレベルの探偵が犯罪トリックを見事に暴き、なんと犯人の暗い過去や遺族の感動エピソードまで引っ張り出してしまうという。
まあ、オーソドックスなパターンではないかと考えられる。
しかし僕は何度読んでも疑問なんだが……。
なぜ犯人は逃げないのだろうか?
もちろん、人生を逃走という日課で終わらせたくないのはわかるが……。
完全犯罪なんてものを考えるくらいなら
普通に殺してその場から逃げればいいじゃないか……。
なぜわざわざその場に容疑者として混ざるのか、全くの疑問である。
どちらにしても捕まるかもしれないが、
何年もトリックを考えるならその間に逃走ルートの一つや二つ作ればいい。
まさかとは思うが、殺す覚悟はあるのにこの先の人生を逃げる覚悟はないというのか?
人一人の人生を終わらせておいて、その程度の覚悟もないのか?
全くもって……。
「歪んでるぞオイ」
なーんて考えながら近くの図書館で推理小説の本棚を漁っている今日この頃。
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