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という訳で翌朝6時起床。
いやいやイキナリぶっ飛んでしまって申し訳ない。
とはいってもあれからは語るほどにたいしたことではない。
普通に帰ってきて普通に寝た。
そうでなくては僕ではない。
僕の足元近くにある扉が寝ている人を気遣うようにゆっくりと開けられた。
「あれ?遅かったね潤君。今起きたの?」
もちろん帰ってきたと言っても僕の家ではない。
約束は約束。
僕は彼女を守ると約束したのだ。
「沙柚にとっては6時は遅いのか」
何時に起きたんだよ。
「さっき連絡があってね。今日はもう休校だってさ」
「やっぱりレオ君のことで……」
事故ならまだしも殺人だしな。
そもそも空想者に出会うこと自体が事故。
災害と言ってもいい。
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