9月5日

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腕や足を力いっぱい動かしてみるが効果はないようだ。 「ピンチって奴なのかな……」 僕が呟いていると僕から少し離れたところ。 その小さな四角い枠が開いた。 現れたのは僕をこんなにした本人だ。 「あれ?潤君今起きたの?遅かったね」 「君にとってこれは遅いのかい?ってデジャヴだし」 これ以上なく腐った目で沙柚をみる。 自分で言うのもなんだがわりとレアだ。 「で、なんだよこれは?沙柚さんはそういう趣味の方ですか?」 「やだなぁ。潤君と一緒にしないでよ」
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