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「俺を避ける?お前馬鹿か!?とにかくお前はリストに載ってない。つぅか、あ~面倒臭ぇ、何で俺なんだよ?」
男はコキコキと首を鳴らすと、胡座をといて立ち上がった。
そして伸びを一つ。
空中で器用に浮きながら、尚もやる気無さそうに転がった二つの体を冷やかな目で見下ろす。
「面倒臭いって何よ?てか、この状況は何?説明して!」
腰に手を当て、現状把握を求める私に、
「うるさいなぁ」
と呟き、
「とりあえず、お前は俺の管轄下に入った。よって俺に付いてくる以外道はない。以上」
と言い放ち、トマト女を連れて空中を歩き出した。
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