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変な感じだった。
空中歩行。
幽体である自分に足があり、一歩踏み出す毎に面白いように空が近付く。
この時程、自分が高所恐怖症で無かったことを感謝した日はない。
みるみるうちに小さくなっていく現世。
天に着いたら私死ぬのかな?
などと考えつつ、前を進む二人に黙って付いて行く。
少し離れてはクイと男に引っ張られ、急いで数歩駆け出す。
あれからどれくらいの距離を登ったのだろうか?
少し先に、周りとは明らかに違う一際明るい光が見えてきた。
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