0時間目

7/7
前へ
/36ページ
次へ
『…………浮気されたんです』 私は咄嗟に口を押さえた。 勝手に言葉がでたから。 本当は誰かに聞いてほしかったのかもしれない。 『あちゃ~君みたいな子いて浮気するんだぁ。最低だな』 真剣な顔をしていた。 私はその顔をじっと見つめていた。 なぜだか泣けてきた。 涙がほほに落ちた。 オヤジは黙っていてくれた。 渋谷は今日もただうるさかった。
/36ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加