【退屈】

2/6
前へ
/11ページ
次へ
神はいつも気まぐれで絶対的存在。 神は言った…。 『私が眠ってから、一体どれくらいの時が流れたんだ?』 神の側近が答えた。 『ちょうど10秒です』 神はあごの髭を触りながら 『では、人を作りもう10秒も経つのか…』 『はい。しかし、あの人形からすればかなりの時が経過したかと』 神は眠気眼で 『人形?…人形か…。そうだな、あれは人形にすぎないな。人というモノを作ってみたが……。流石にあれでは人形に違いない。しかし私は人というモノを作りたいのだよ』 『さすれば…魂を込めてみればいかがです?。それと、あれに呼び名を付けてみるのも善いかと』
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加