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「あっお嬢様。もう少しお待ちいただけますか?今、食事を作っているので。」
葵はそう言って彩乃をテーブルに座らせた。
「葵、私もちょっと料理していいかな?」
彩乃はそう言ってキッチンへ向かう。
「お嬢様、ここは私一人でも大丈夫ですから。」
「たまには私にも1品ぐらい作らせて。」
「わかりました。けれど怪我とかしないでくださいよ。」
「わかってるわ。葵、今日私が久遠の家に行くってこと葵に伝えてたっけ?」
彩乃は包丁を片手に食材を切りながら葵に確認を取る。
「はい。久遠さんの家であれば安心できますね。私は同伴しなくても大丈夫そうですね。」
葵はそう答えて取皿などの食事の準備を着々とこなしながら答えた。
「そうね。久遠の家はそんな遠くないし葵には休憩してもらいたから家で少しは羽を休めて。」
彩乃はそう言って先ほど切った食材を鍋の中に入れて煮込み始める。
「ありがとうお嬢様。お気持ちだけでも嬉しいです。」
葵はそう答えてお皿には食事をのせてテーブルに運んでいた。
「あとは長時間煮こめばいいかな?」
彩乃はそう言って鍋にかけていた火を弱くして葵とともに食事を取ることにした。
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