プロト

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ラジオの詳細を決めた2人はその後雑談を交えた互いの近況などを話した。 「あっ久遠。葵がよろしく伝えておいてと言ってたよ~」 「あっうん。葵ちゃんにはよくお世話になったな。また彩乃の家に行ってもいいかな?」 「いいよ~連絡さえしてくれれば私の予定とかが、かぶらなければ良いよ。」 「やった~また楽しみが増えた。」 久遠は満面の笑みを浮かべて彩乃と話をしていた。 けれど楽しい時間は過ぎていく。 2人が気づいたときには午後10時に近かった。 「もうこんな時間だね。私そろそろ帰るね、久遠。」 「そうだね一応、私から葵ちゃんには連絡しておくよ。遅くまでごめんね、彩乃。気をつけて。」 久遠は彩乃を玄関まで送り視界から居なくなるまで見届けた。 「楽しい時間は早く過ぎちゃうな。早く帰らないと葵が心配しちゃう。」 彩乃は小走りで家に向かっていった。 「目標確認。今すぐに計画を実行する。」 彩乃が走り去った後、謎の集団が彩乃を追うように走りだした。
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