現実

2/12
88人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
俺は、いつもより早く目が覚めた 隣には、晴希が丸くなっている 軽く撫でてやると、ニャーと甘えた声を出す それが堪らなく可愛い そんな細やかな幸せも、一瞬にして現実に引き戻される …ん? 下半身に違和感がある 布団をめくり、確認すると一気に昨日の出来事を思い出す 下半身は綺麗に拭かれていたもの、何も履いていない お、俺… 何しちゃってんだよ!? そして、ふとあの男のことを思い出す とても綺麗な顔立ちで、何よりも綺麗な黒髪だった 自然と、怖い感じはしなかった 、
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!