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教室には誰もいなかった
…誰もいないと、無意識のうちに昨日のことを思い出してしまう
そして、引っ掛かることが一つある
最後薄れる意識の中俺がつぶやいた一言…
「…あの男、晴希だったのかな?」
考えていたことが、声に出てしまう
声に出したことで我にかえる
ば、バカっ
晴希はただの猫じゃん!!
人になんてなれるわけ…
でも、あの場にいたのは俺と晴希だけ……
あぁ、もう一度あの男に会えたら…
俺になんであんなことをしたのか、お前は誰なのか……聞いてみたいことが沢山ある
どうやったら、もう一度会えるだろうか
ただひたすら、一人の教室でそればっかり考えていた
、
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