現実

6/12

88人が本棚に入れています
本棚に追加
/73ページ
教室には誰もいなかった …誰もいないと、無意識のうちに昨日のことを思い出してしまう そして、引っ掛かることが一つある 最後薄れる意識の中俺がつぶやいた一言… 「…あの男、晴希だったのかな?」 考えていたことが、声に出てしまう 声に出したことで我にかえる ば、バカっ 晴希はただの猫じゃん!! 人になんてなれるわけ… でも、あの場にいたのは俺と晴希だけ…… あぁ、もう一度あの男に会えたら… 俺になんであんなことをしたのか、お前は誰なのか……聞いてみたいことが沢山ある どうやったら、もう一度会えるだろうか ただひたすら、一人の教室でそればっかり考えていた 、
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

88人が本棚に入れています
本棚に追加