序章―FIRST CONTACT

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親友と言っても、レイは秋の「親友役」だ。 レイは日頃から、「悪友達とつるむな!!」と秋に強制してくる。 それを悪友たちも知っているから、レイを酷く煙たがっているのだ。 悪友達は、レイの言いなりになる秋に、構わず牙を向いた。 「ママがきた」 「保護者だ」 悪友たちは口々に秋をけなし始める。 秋は悪友達の反感を買っていると危険を感じ、悪友達に無罪を主張しようとした。 秋はレイの腕を振り払う。 だが、レイの怪力に逃(のが)れられる訳も無く、秋はレイにズルズル引きずられる。 「レイっ、離せって!!」 秋の頭に、悪友達に街で良からぬ噂を流されると言う危機感が走った。 秋は面倒な事態に持ち込むレイに、堪忍ならなくなった。 「聞こえてんのか!!? 離せよ!!」 秋は怒りにまかせて、レイに殴りかかった。
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