濁んだ透明

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「あの……俺……こういうことないから……わかんないんだけど。 付き合いたいとか、そういう風に受け取っていいのかな?」 念を押すように言われると、益々顔が熱くなった。 私の顔が火山の中にでも放り込まれ、このまま心ごと焼け尽くされそうだった。 「はい」 そこで一瞬の間があいて、 「あの……なんていうか。 あれから気になってさ。 俺も、宝月さんと付き合えないかなって思ってたんだ」 そういう彼の顔も驚く程、真っ赤でわたしは好意を持たれているのは本当なのかもしれないと感じて、すごく嬉しかった。
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