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あの震災から二ヶ月。
たくさんの価値観の変動が起こった。
信じていたものやあたりまえに在ったものがそうじゃないのかもしれないって思って、何を信じていいのかわからなかった。
実物を見ないで物事に口出しするのが嫌だった。
何が本当なのか知りたかった。
だから行こうと思った。
偽善なんて言葉は存在しない。
自分の気持ちなんて曖昧なものは元から信用していないから。
言いたい人は言えばいい。
だけどわたしの中にそんな概念は、存在しない。
わたしがこれから書くことは全体じゃなく、ほんの一部分。
偏屈なわたしの何重にもかかったバイアスで歪められているのかもしれない。
だけど、事実を構成するなかのひとつの視点。
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