ブリキ男

2/3
前へ
/29ページ
次へ
あの後カカシに聞いたところ、同じ色の道は全て行き先も同じらしいので、適当に3本のうち真ん中の道を通って行くことにしました。そしてしばらく歩いていると、さびついたブリキの人形がいました。もちろん人形と言っても、普通の人間と同じぐらいの大き「ナレーション長ェーんじゃボケエエエ!下手にでしゃばると、タマァとるで」 なんか、ドロシーが西の魔女に見えてきました。 ド「魔女?違う、私は悪魔だ!フッ、フハハハハハハハ!」 ‥‥‥あんま図に乗ると、これの作者に消されるよ? ド「私が消えたら、この作品が成り立たないよ?」 ‥‥‥ナレーションは魔女に屈服しました。ともかく、さびついたブリキの人形がありました。 麦「だいぶ錆び付いてるね」 ド「これがマシンガンだったら今を撃ち抜けたでしょうね」 麦「ちょwGTww」 ド「油をさしてあげましょう」 麦「‥‥‥なんか、俺のときより優しいね」 ド「そう?それぞれの価値に応じた対応をしているだけよ私は」 麦「……アレ、なんだろう?目の奥からなんだかアツいものが」 ド「うわっ、キモ‥‥‥あっ、大丈夫?」 ブ「私ハ大丈夫デスガ、彼ガ泣イテイマス」 ド「アイツは大丈夫キモいから」 ブ「ソウデスカ」 麦「ブリキテメエエ!あっさり納得してんじゃねぇぞボケがアア!」 ド「アイツの言葉は基本無視して良いわ」 ブ「ワカリマシタ」 麦「オイイイイイイイ!」 ド「うっさい麦わらね‥‥‥ね、そう思うでしょ?」 ブ「イエ、私ハ感情ガアリマセンカラ、同意デキマセン」 ド「‥・え?」 麦「ヒィアッッハア―――ア!!ざま『ゴコギシャッッ!!??』ギィアアアアアアア!!!!」 ド「‥‥‥アンタ、感情があった方が便利そうだって、考えたことないの?」 ブ「アリマスガ、私ニハ無理デスカラ」 ド「‥‥‥オズの大魔法使いって知ってる?」 ブ「ハイ。確カ、何デモ願イヲ叶エテクレルト」 麦「姉さん、もしかしてコイツもエメラルドシティに連れて行く気か?」 ド「だって可哀想で「ちょいと待ちな!」
/29ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加