第1章

8/18
前へ
/190ページ
次へ
『いただきます』 2人ではもりながら、まず卵焼きに手をつけて頬張る。 ん、美味しい 「悠さぁ・・さっきはあぁ言ってたけど、雑用ばかり押し付けられるようだったらちゃんと断らなきゃ駄目だよ?」 「・・うん!分かった でも本当に大丈夫だから」 千鶴は渡部課長があまり好きではないみたいで、私に仕事をふる課長を見てはいつもこうやって注意してくるのだ。 はっきり物が言えない私を気遣っての言葉だから、嬉しいのだが渡部課長は千鶴が言う程、悪い人には見えない。 むしろ――…
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4245人が本棚に入れています
本棚に追加