- 第 一 章 二匹の狼 -

7/12
前へ
/285ページ
次へ
キム;『えぇか、 この猫屋 中学にもな 少なからず不良がおってな・・・ 三年の狭山率いる狭山派閥には注意した方がえぇで!!! 兄ちゃん達派手に暴れたからの 目付けられるはずや!!! それとな・・・』 太田;『それと!?』 キム;『この学校にも不良がおっても他から比べれば 赤ちゃん見たいなもんや!!! この東地区には色々学校あっての~その中でも 【米沢 中学】(ヨネサワ) ココには近よっちゃアカン!!! 半数以上はあの不良達の巣窟 【稲林 高校】(トウリン) に行くんやぁー・・・ 他にも色々学校があるけど 後々嫌でもわかるやろう!!! 命が欲しければ近寄らんと この学校でも大人しゅうしとけ!!』 藤近;『それは出来ない 相談ですねぇ・・・ 俺らは自由に生活する!!! 誰の指図も受けねーし 降りかかる火の粉はのけ払う!!』 太田;『おうよ!!! キムチさんもそんな心配すんなよ!!』 キム;『キムチちゃうわ!!! その強がりがいつまで続くかぁ・・・ おのれら二人の生き様 見せてもらうで・・・』 藤近;『あぁ・・・ そういえばキムさん 情報教える変わりに 何かをもらってる見たいですね?』 キム;『そうや・・・ 他の情報や銭を少しもろうてる それがどないした!?』 藤近;『そうですか・・・ コイツ、太田 鉄ッて言います』 キム;『なんや!? 急に自己紹介なんかしてぇ・・・』 藤近;『あげますよ!!! 近い将来この猫屋 中学 いやぁ・・・ この東地区をまとめ上げる男の 【 名 前 】を・・・』 キム;『お前!? フッ・・・ おもろい奴やなぁ!!』 藤近、キム;『ハッハッハッハ!!!』 太田;『何だぁ!? 何二人で笑ってんだぁー よくわかんねぇけど、 俺も笑っておくかなぁッ! カッカッカッカ!!!』 こうして 自ら茨の道を選択し 藤近は大きく宣言したぁ・・・ 近い将来自分の親友を テッペンへと昇らせようと 青春時代の真っ只中 太田 鉄は着々と 【 暴 力 覇 王 】への道を 歩き始めた・・・
/285ページ

最初のコメントを投稿しよう!

267人が本棚に入れています
本棚に追加